CMでもおなじみ、富士フィルムの人気化粧品アスタリフトから、肌が食べるジェリー『ジェリーアクアリスタ』が発売されています。
値段がちょっとお高いわりに売れ行き好調だった旧商品から、さらにパワーアップした新バージョンですが、何が変わったのでしょうか。この記事ではその特徴や実際にお試しした使用感などをご紹介します。
富士フィルム『アスタリフト』シリーズ
「アスタリフト」のシリーズは、保湿力や抗酸化力の高いアスタキサンチンという成分が主になったアンチエイジング化粧品。主なターゲットは30代半ばから50代の女性です。
参考:フジフィルムのスキンケア『アスタリフト』をトライアルでお試ししてみました!
資生堂やカネボウなどの有名化粧品メーカーと違い、化粧品とは縁もゆかりも無さそうな大手フィルムメーカーの富士フィルムが開発したという点も、注目を引くには効果的でした。私に限らず、アスタリフトは口コミでもかなり話題になっています。
ドラッグストアやバラエティーショップの化粧品売り場では、富士フィルムの大きなスペースが設置され、その赤いパッケージがひときわ女性の目線をひいていました。
実際の商品が見てみたいと思ってテスターの蓋を開いてみても、「どこのお店でも空っぽ」という状態。
最初にこのシリーズが発売された頃には私は20代だったので、お試しセットを買ってまで試そうという気にはならなかったんですね。
でも、「肌が食べるジェリー」というフレーズと写真で見る本物のゼリーのような赤いプルプルとした物体に興味津々だったのですが、今回新ジェリーが発売されたのをきっかけに、実際の商品を試してみることにしました。
現在は40歳手前になって、人並み外れて皮膚が薄い性質なので老化も現れやすく、乾燥や肌悩みも深刻だったので、いいタイミングでした。
『ジェリーアクアリスタ』はアスタリフトシリーズの導入美容液
以前の私と同じように、名前は知っていても具体的にどういう商品かはわからない、名前そのものを知らないという人のために、旧バージョンとも共通した特徴をご紹介しましょう。
- 洗顔後、化粧水より先に使う「導入美容液」
- ジェリー状にプルプルしているのに、肌に塗るとスッと浸透
- 天然由来素材の鮮やかな赤
洗顔後、化粧水より先に使う「導入美容液」
ジェリーアクアリスタは、他の美容液とは違い、化粧水より先に使用し後に補給する水分や美容成分が浸透しやすい肌に導くという「導入美容液」というスタンスにあります。アスタリフトの美白ラインにも共通して使用する形となっています。
いくら化粧水をつけてもしっとりしない深刻な乾燥肌や、肌の元気が無いと感じるお疲れ肌に悩む人には、ぜひ試してみて欲しい商品です。
実際に試してみたところ、明らかに保湿力が違います。何回も重ねづけしなければいけなかった化粧水が、一回でスッとしみこむような感覚です。導入美容液なので、あとは手持ちのものでいつも通りのお手入れができます。
プチプラの化粧水でも十分な保湿ができるようになりました。
天然由来素材の鮮やかな赤
アスタリフトのシリーズといえば、とにかく赤いパッケージが印象的ですよね。パッケージだけでなく、実際の商品も赤い色をしています。この赤が何の赤かというと、非常に高い抗酸化力で知られるアスタキサンチンという自然界に存在するポリフェノールの一種の色です。
アスタキサンチンは、鮭やいくらや海藻など、海洋性の赤い生物に多く含まれています。数あるポリフェノールの中でも抗酸化力、つまり、体のサビと言われる活性酸素を取り除く物質と言われていますが、形状が不安定で、化粧品にはなかなか応用しにくいとされていました。
そのアスタキサンチンを、独自のハイテクノロジーで安定したナノ化にし、商品化に成功したのが、富士フィルムのアスタリフトシリーズだったわけです。
ジェリーアクアリスタには、アスタキサンチンに加え、トマトのポリフェノールでおなじみリコピンもナノ化して配合されている商品になっています。
『ジェリーアスタリスタ』を使って実感できること
新バージョンのジェリーアスタリスタは、従来のものよりさらにセラミドやコラーゲンを強化。赤の元アスタキサンチンも濃くなって、よりたしかなハリ・うるおいを感じられる商品にリニューアルされています。
以下のような肌悩みを感じている人をターゲットにしています。
- 年齢による肌の変化が気になる
- 乾燥がひどい
- 乾燥による小じわが多い
- 乾燥による毛穴の開きやタルミが気になる
- ハリ・つやが無くなってきたと感じる
- 肌の表面がゴワゴワしている
ジェリーアクアリスタは、主に角質層の乾燥によるハリの低下、小じわ、毛穴の開きなどに向いています。真皮層まで届くようなものではないので、深いしわやタルミを持ち上げてくれるようなものではありませんが、角質層が潤ってくると、確実に肌の質感が違って見えます。
口コミでも好評だった点ですが、私自身一番実感できたのは目の下の小じわや皮膚のタルミです。それでなくても薄い皮膚ですが、目の下はとくに年齢や乾燥の影響がはっきり見える場所ですよね。
最近、そこの部分にハリが出て、しわもクマも目立ちにくくなってきました。あと、肌全体の表面が滑らかで、触り心地がいい感じです。何より、ジェリーを肌につけるときのウキウキした感覚が好きです。
お試しの期間だけで違いを感じたので、本商品も買って継続使用中。これからの変化も楽しみです。
なぜ肌がもっちりするの?
洗顔後すぐの肌がジェリーによってもっちりするのは、贅沢な各種のうるおい成分のおかげです。富士フィルムは、長年のフィルム技術を応用し、不安定な成分を安定した微粒子の形で配合することに成功しました。たしかに、浸透力の良さは実感しています。
ジェリー状にプルプルしているのに、肌に塗るとスッと浸透
肌が食べるジェリーとうたっているだけあって、その見た目はとても美味しそうなジェリー状にプルプルとしています。そして不思議なのは、指やスパチュラを入れて表面の形が崩れても、しばらくすると新品のように表面が滑らかになります。
これも富士フィルム独自のハイテクノロジーで、種類の違う2種のうるおい成分のセラミドが、安定した形状で肌に届くための工夫なんだそうです。
実際に肌につけると不思議なくらいスッと浸透します。この感触は、他の化粧品ではあまり体感したことがないので、富士フィルムのハイテクノロジーは、言葉だけではないんだろうなと感じます。
ジェリーアクアリスタを使うときのポイント
- 洗顔後の清潔な肌に使う
- 専用のスパチュラを使って取る
- 適量を手のひらに伸ばし、顔全体を包み込むようにゆっくりと浸透させる
せっかくの美容液も、汚れた肌につけたり、適当にパパッと塗ってしまったりすれば結果は得られません。疲れた肌にジェリーの栄養を与えるように意識し、肌がもっちりするのを感じてから化粧水をつけましょう。
お試しサイズだと指でいいですが、本商品には専用のスパチュラがついているので、できたらそれを使うようにしましょう。
本製品の価格はやや高め
お試しで気に入りましたが、いざ買うとなるとなかなか勇気が…。『ジェリーアクアリスタ』の新バージョンは、40g(約40日分)で9,000円+税、60g(約60日分)で12,000円+税と、けっこう思い切った値段です。
これを高いと感じるか、妥当と感じるかは、その人それぞれの実感次第ということになりますよね。安い商品をあれこれ使い、結局気にいらなくて途中で無駄にするよりは、気に入ったものを大切に使う方がいいかなと思って購入に踏み切りました。
おかげで使うときにはていねいに、清潔にとお手入れの気合いが変わりました。そして詰め替え用のレフィルが少し安めに買えるのでそれにも好感が持てました。
なお、当時の私は知らなかったのですが、今ならお試しサイズが1000円で用意されています。
ジェリーアクアリスタをお試しした方のレビューは?
(参考:@コスメ)
肌がモチモチに
化粧ノリがよくなる
朝のお手入れってパパっと済ませがちですが、浸透が不十分だとインナードライの状態になり、化粧ノリの悪さ、すぐに乾燥する、粉を吹く、テカるなどで化粧崩れの原因にもなります。時間のないときのお手入れにはとくに先導美容液がお勧め。
『ジェリー アクアリスタ』は美容液自体の浸透性も良く、角層の潤いやハリは保ちながら表面はサラッとなるのが特徴です。朝のお手入れに使っても化粧ノリを妨げることはないので、忙しくてじっくり化粧水を入れ込んでいるヒマがないというときにも良い感じですよね。
肌がプルプルになった
肌がハリを失った状態は、角層が乾き細胞が水分不足の状態に。全体にカサカサしてハリがなく、しなびた印象を与えてしまうときは先導美容液が力を貸してくれるかも。
『ジェリー アスタリフト』には化粧水の浸透を高めるだけでなく、これ自体にも浸透性を高めたコラーゲンやヒト型ナノセラミドなどが含まれ、ハリや潤いをアップ。後から入る化粧水の持続性を高めてくれる働きもあります。
表情ジワが薄くなった
表情ジワは骨格や肌質などによってもできやすさが違いますが、年齢とともに肌へ残りやすくはなっていきますよね。とくに乾燥があると表情ジワがクッキリ残りやすくなります。
朝までしっとり
超乾燥肌は化粧水の浸透もしづらく、さらに乾燥が進む悪循環におちいりがちです。そんなときは『ジェリー アクアリスタ』のような先導美容液を試してみるのがいいかもしれません。水分や保湿成分が上手く入っていない状態でオイルをベタベタぬってしまうと、かえって乾燥してしまうこともあります。
まずは水分をしっかり、水分を持続して肌にとどめる保湿成分をしっかりと角層へ届けてから油分でフタをしてあげることが大切です。
ゼリー状なのに浸透する!
ゼリー状ってなんだかベタベタしそうな感じもしますよね。でも、『ジェリーアクアリスタ』は浸透性の良さが特徴です。富士フィルムの独自ナノ技術によって浸透力を高めてあります。水状のブースターに比べると肌に持続して残りやすいのもメリットの1つです。
香りがいい
アスタリフトのシリーズは「香りが好き!」という人も多いです。リッチで女らしい気持ちを高めてくれるローズ系の香りで、強すぎず、甘すぎず。赤の見た目とも合わせて美容ケアのモチベーションを高めてくれます。
プチプラ化粧品とも相性良し
普段のお手入れに加えやすいのも先導美容液の魅力です。とくにこの美容液は単純に浸透を良くするだけでなく、長期戦でエイジングケアが期待できるアスタキサンチン、リコピンなどの抗酸化成分やナノコラーゲン、ナノ化人型セラミドなどのハリ成分もしっかり。トータルで普段のお手入れを底上げしてくれます。
肌が突っ張るように感じる
乾燥肌も状態は人それぞれ。肌質によってはジェル状の先導美容液が合わないケースもあるようです。「突っ張るように感じる」という声がいくつか見られました。そんなときは天然オイルなどを使用したなめらかな先導美容液が合うかもしれないですね。
ジェリーアクアリスタを実際にお試しするなら「しあわせジェリー体感キット」で
残念なのはジェリーだけのお試しの存在を知らず、化粧水やクリームとセットになったお試し品を購入してしまった点です。
もっと早く知っていれば…と私は思いましたが、これから試す人はぜひお得なセットでしあわせジェリー体感をしてみてください。