ニキビをくり返すことでお肌に増えていく赤みや炎症跡。治った後にも色素沈着をおこしたりして跡になってしまいます。繰り返すといわゆるクレーターと呼ばれる凸凹肌になってしまうことも。
そんなニキビ跡のお肌を徹底ケアする美容液『ベルブラン』。
口コミでの評価はずいぶん高いようですが、「悪い口コミも包み隠さず!」がメーカー側のスタンス。100%の人が効果を実感するコスメはあり得ないと思うので、いいことだと思います。
でも、「じゃあ、自分は?これが上手く合うのかな?定期契約の方がお得だけど、どうしよう…」お試し前には色々と悩みますよね。
広告の情報だけではよくわからないですし、実際のところどうなのか…ということで、良い口コミと悪い口コミ、そして配合されている成分を見ながら、実際にどんな感じの美容液なのかを徹底的に検証してみました。
商品の性質上、モニターさんや美容ブロガーさんの口コミはイマイチ参考にならないので、真剣にニキビ肌対策をしている購入者の人の口コミだけをピックアップしています。
メーカー側のPRから離れて客観的にまとめていますので、自分に合うかどうか不安な方、試そうかどうしようか迷っている方はぜひ参考にしてみて下さいね。
ベルブランを使って効果を感じている口コミが目立つけど、本当なの?
『ベルブラン』の口コミを見ていると、早い段階で何らかの効果を実感している人と、継続中だけどまだまだ効果は見えていないという人がいます。
即効で効果を感じている人の口コミはというと…
現在のニキビの炎症や赤みに対する早い段階での効果実感。これは、実際にありだと思います。
『ベルブラン』には炎症を抑える働きのあるグリチルリチン酸2Kという有効成分が入っているので、現在進行形の炎症や炎症による赤みに対しては、比較的効果が実感しやすいかもしれません。
ニキビが慢性的にくり返すタイプではなく、一部分に残っているという場合は、わりに早くいい兆しが見えるかもしれないですね。
『ベルブラン』は普通に美容液として、美白や肌荒れ防止、保湿、ブースター的な働きが期待できるので、その意味で使い続けるのもありだと思います。
ここまでの即効体験は、正直なところあり得るのかどうかはよくわかりません。メーカー側もそこまでの効果があるとはどこにも書いていないので、劇的すぎる口コミは参考にならないかもしれないです。
いい事ばかりが書いてある宣伝用の口コミだけでは不安…そう感じている方も多いのではないでしょうか?そこで、できるだけ中立な立場の口コミから、メリットデメリットを集めてみました。
ニキビ・ニキビ跡・シミが悩み
- 10日ほどでニキビが減った
- 肌はしっとりとしてきた
- 肌荒れが治まった
- 1ヶ月くらいすると赤いニキビはほとんど目立たなくなった
- ニキビ跡のシミはわずかに薄くなった気がする
- 「これを使い始めてからニキビができにくくなりました」
- 「大人ニキビが減ってきた気が。お肌の調子がいい感じです」
- 「ニキビが減ったかも!嬉しいので使い続けてみたいです」
- 「ニキビ跡が気にならなくなってきています」
- 肌に優しい使い心地
- いい変化がおこっているし、コスパも悪くないから続けてみたい
- 1ヶ月では特別な効果を感じないが、これからに期待
- 4ヶ月ほどは使ってみるつもりなので、継続して様子を見たい
- 1ヶ月程度の使用では凸凹の変化はよくわからなかった
- 少しベタつく感じがする
- 自分には保湿力が足りない
大人ニキビ対策を期待して購入という人もいましたが、実際に効果を実感した人も。大人ニキビは乾燥やダメージが悪化の原因になることが多いので、このジェルでしっかり保湿&保護、そして有効成分や植物エキスの力も加わって、上手くケアができるのかもしれないですね。
オデコに広がる大人ニキビが悩み
- 使って2週間ほどでニキビが落ち着いてきた
- 2ヶ月目くらいには赤みが引いて跡も残っていなかった
- ニキビ以外の肌がサラッといい質感になった
- 1本で2ヶ月近く使えてコスパがいい
- コスパと使用感がいいし、他のニキビ改善対策もしながら継続してみたい
- 自分のニキビには仕事やストレスも関わっていそうだから、これだけですぐ!というわけにはいかないかも
使い方と使用感
お悩み系のコスメでは、アフターケアのサポートがついていることが多いです。メーカー側としてもより効果的な正しい使い方で実力を試してほしい…ということですよね。
その場合は、とりあえずおすすめの方法通りに使ってみると、お肌との相性がわかりやすくなると思います。慣れてきたり、かなり美容液に熟練した人なら自己流もありかもしれませんが、基本は使用法通りに使ってみましょう。
使用感の口コミ
- 「お肌になじむとモッチリとします」(30代 敏感肌)
- 「ジェルっぽいですがお肌に密着して気持ちがいいです」(30代 混合肌)
- 「重めの質感です。最初はべたつくかな?と思いましたがちゃんとなじみます」(30代 混合肌)
- 「なじむとかなりしっとりで、お肌がプルプルします」(20代 敏感肌)
- 「夜ぬると朝までうるおいます。朝使うと化粧のりがいいです」(40代 敏感肌)
「この美容液はよさそう」そんな自分の感覚はけっこうアテになるものです。信頼感を持てるものは前向きな気持ちでケアができるので、そんな心理効果もお肌には意外に影響します。
反対に使用感が合わないと感じた人の声も。
お肌への相性だけでなく、メーカーのスタンスや商品全体への相性というのもありますよね。これは好みの問題なので、「合わない」という実感も大切にしましょう。どんな美容液にも合う合わないがあると思います。
ニキビ跡のケアに期待できる『ベルブラン』の成分は?
口コミを見てみると、評価はそれぞれ。ニキビ跡、とくに凸凹しているものは現役ニキビよりも改善に時間がかかるので、1~2ヶ月使用の口コミでは判別はつけにくいところです。
でも、これによっていい効果が得られた!という声も紹介されているので、そんなベルブランを信じて使い続けてみるか?を考えるために、ここでは『ベルブラン』の成分と、それによって期待できそうな効果を客観的に検証してみます。
トラネキサム酸
トラネキサム酸は、肌に悪影響を与えるタンパク質分解酵素の働きを抑え、敏感肌の荒れやすい状態を改善すると言われる成分です。それと同時に、紫外線ダメージを防ぎ、シミやソバカスの発生や進行から肌を守る美白作用もあります。
同じく美白成分のビタミンC誘導体やハイドロキノンなどに比べると刺激性が低く、デリケートな皮膚にも使いやすい美白成分とされています。
また、トラネキサム酸は、メラニンを産生するメラノサイトに信号をおくる部分を抑えることで美白へのアプローチをする仕組みの成分のため、日焼けだけが原因ではない皮膚の色素沈着や肝斑(ホルモンが関係していると言われるシミ)にも効果が期待されている成分です。
そのため、ニキビ跡などの色素沈着にはトラネキサム酸のような成分が美白のケアとしては一番向いていると思われます。
ニキビ肌は敏感な部分ですから、顔用やボディ用の美白コスメでは刺激が強すぎることも考えられるため、その部分の美白をメインにしたいとしたら、専用につくられた美容液の使用がおすすめです。
口コミでも、「敏感肌だけど刺激も感じず使えた」という声も多くありました。ただ、相性には個人差があり、合わないなと感じたら使用を控えるようにしましょう。
甘草エキス(グリチルリチン酸2K)
ニキビ・ニキビ跡・肌荒れ対策コスメには高確率で含まれている甘草エキス。そのうちグリチルリチン酸2Kは、薬用成分として認められています。
主な効果は、肌荒れや炎症をしずめることです。甘草には抗菌作用もあるので、肌を清潔に保ち、ニキビの発生や悪化を防ぐためにも有効とされています。
現在進行形のニキビ、とくに赤ニキビは炎症がおきている状態なので、それをしずめる効果が期待されます。ポツポツの白ニキビは炎症がおこる前ですが、抗菌作用で悪化を防ぐ効果が期待され、新たなニキビの発生や肌荒れの予防にもなります。
甘草エキスにニキビ跡そのものを消す効果はありませんが、新たな炎症をおさえることで進行を防ぎ、自然のターンオーバーでの回復を待つためのサポート役となります。
カモミラエキス
カモミラは、ハーブでおなじみカモミールのこと。肌への刺激が低く、優れた保湿・保護効果を持ちます。血行を促し肌の生まれ変わりを助け、過剰なメラニン色素の発生を防ぐなど、幅広い美肌効果が期待される代表的な植物性エキスです。
肌全体をなめらかに整える保湿効果は、ニキビ跡の凸凹を目立ちにくくする効果が期待されます。血行の促進、肌の生まれ変わりを助ける、過剰なメラニン色素発生の防止などは、ターンオーバーによるニキビ跡の回復をサポートするために大切な働きです。
ヒアルロン酸Na
肌の表面を保護する保湿効果の高い代表的な成分が、ヒアルロン酸Naです。
乾燥が進んだ肌は表面の凸凹が目立ちやすく、新たなダメージも受けやすくなります。その状態だと新たな刺激を受けやすく、自然のターンオーバーでの回復も妨げられやすくなり、見た目上もよけいに凸凹が目立ちやすくなってしまうため、ニキビ跡のケアには表面を保護するタイプの保湿成分によって肌を整えることが大切です。
色素沈着しているニキビ跡への効果は?
ニキビの炎症がおさまった後が赤紫茶色などの跡になって残っている場合。そんなニキビ跡は色素沈着をおこしている状態なので、美白ケアが大切です。
ニキビ跡の色素沈着は、単純なシミよりも奥深い部分にまで達している場合が多く、それが薄くなるまでには、肌の生まれ変わりを辛抱強く待ってあげる必要があります。
肌の生まれ変わりの周期は、平均28日と言われていますが、気候、体調などによって前後し、年齢とともに遅くなっていくのが普通です。1度のターンオーバーで入れ替わるのは表面だけなので、奥深くなった色素沈着の改善には時間がかかります。
そんな自然のターンオーバーを助ける存在として『ベルブラン』が肌にしてあげられる働きは、肌のターンオーバーを助け、ジワジワと肌に効いていくタイプの美白成分を補うこと、今以上に色素沈着を増やす原因となる紫外線や刺激を防ぐこと、この2つ。
これらの地道なケアを続けながら、肌がターンオーバーをくり返していくことで、色素沈着は少しずつ薄くなっていくことが期待されます。
『ベルブラン』には、優しい作用の薬用美白成分や、紫外線から肌を守る働きが期待される各種植物エキスが含まれています。と言っても、これだけで色素沈着を悪化させる紫外線や肌ダメージを防げるわけではないので、UVカットコスメやグッズによる紫外線対策ケア、肌に優しい洗顔方法の取り入れで刺激を避けることなども重要なポイントです。
ニキビ跡の凸凹、クレーターに期待できる効果は?
ニキビ跡の中で、肌の組織そのものがデコボコにへこんでいる状態。このヘコミが角層レベルの浅いものなら、『ベルブラン』の保水力とターンオーバーのサポート力は、ケアの助けにはなります。
傷んだ角層の内部をしっかりと潤わせ、肌を保護しながらターンオーバーをくり返すことで、その部分が目立たなくなることは期待されると思います。
ただ、いわゆるクレーターと呼ばれる深いヘコミの場合、真皮層にまでダメージが及んでいることがあり、それを根本から改善するほどの効果は期待できません。
肌全体の保水力を高めることでふっくらとした質感を目指し、ヘコミを少し目立ちづらくする範囲にとどまりそうです。真皮に達したニキビ跡の根本的な改善は、美容皮膚科での相談をおすすめします。
ニキビ跡があっても、肌全体がふっくらと潤った状態にあれば、跡は目立ちづらくなります。反対に、跡が無くて真っ白だったとしても、ガサガサとハリツヤのない肌はあまり綺麗に見えません。肌の美容は、「全体の潤いやハリツヤのバランス」がとても重要です。
ニキビ跡の残りやすい人は、インナードライ肌におちいっている可能性も高いそうです。そんな状態の肌には、保水力を高めるケアが効果的。『ベルブラン』は、肌全体のキメを整えてふっくらと潤った肌に導き、メイクノリをよくして、ニキビ跡の目立ちにくい肌状態を目指すケアが期待されます。
肌荒れや透明感アップに有効な成分も含まれるので、表面がガサガサとしているニキビ跡へは『ベルブラン』の保水力の高さや、肌荒れを予防する力が生かされるでしょう。
表面がガサガサ・デコボコしていると、メイクノリも悪くなり、よけいにニキビ跡が目立ってしまいますから、肌全体の質感を高めたい人に向いている美容液と言えそうです。
『ベルブラン』で凸凹のないたまご肌はつくれる?
『ベルブラン』が目指しているのは、ニキビ跡の凸凹が目立たないなめらかなたまご肌。
ゆで卵のようなたまご肌、憧れますよね。10代、20代、30代の回復力があるうちなら、そんなたまご肌を目指すのも不可能ではないと思います。
ただ、ニキビ跡や現在進行形のニキビが残っている状態で、『ベルブラン』のような美容液を1ヶ月使っただけですぐ叶う!というわけにはいかないかもしれません。
たまご肌を育てるポイント
- 安心して使える相性の良い美容液で優しいケアを地道に続ける。
- 洗顔料、洗顔方法、顔に使うタオルなども含め、刺激を減らすことを重視する。
- 日常のメイクは、負担が少ないタイプのBBクリームやミネラルファンデ―ションもおすすめ。とくにデコボコの多い肌にはフワッとしたパウダータイプが合うことが多いようです。紫外線対策も重要なので、UVカット力のあるものを選びましょう。
- 基礎コスメの方に即効性を求めると、なかなか合ったものを見極めるのが難しいため、カバー用のメイクアップコスメの方にも目を向けつつ、気長に取り組む方が精神衛生上も良さそうです。
- ニキビ跡に限定したケアだけでなく、トラブルのない部分の肌の調子を見ながら、基本の保湿や保護のケアもしっかりと行うのが大切です。
- お試しの際は、人の肌や口コミにのっている効果と比べず、自分の肌なりの変化をしっかりと見極めましょう。
美容液の効果や相性は人それぞれ。肌質も、ニキビ跡の状態も、人それぞれです。
とくに、ニキビ跡の改善には時間がかかるので、基本的な肌との相性はどうか、刺激はどうか、使いやすさはどうか、小さくても何かの変化が見えていないか、自分なりの尺度でチェックし、コスメ選びをするのがおすすめです。
ニキビ跡のケアはターンオーバーに合わせて継続することが必要
現在進行形、または新たに発生するニキビに対しては、上でご紹介したような抗炎症抗菌作用のある成分が比較的早い効果を発揮してくれることがありますが、ニキビ跡の場合、今ある跡を直接消してしまえるような即効性のある成分が入っているわけではありません。
繰り返しになりますが、ニキビ跡をケアするためには、跡となってしまう原因の新たなニキビや炎症を防ぎながら、お肌の生まれ変わりを辛抱強く待ってあげる必要があります。お肌のターンオーバーは基本28日と言われてはいますが、年齢や個人差によって30~100日と幅があります。
また、同じニキビ跡でもお肌の表面だけのものと、お肌の深い部分にまで達しているものがあり、表面だけのものなら口コミのように、1ヶ月程度で「薄くなってきたかな?」というのを実感できるかもしれません。
深いニキビ跡になると、お肌の生まれ変わりを何度もくり返しながら薄くなっていくので、「現在の炎症をしずめる」「新たなニキビの発生を防ぐ」の2つを重視し、跡を悪化させない状態で自然のターンオーバーの回復を助けてもらうこと。これらの効果が実感できるとしたらそのまま継続し、長い目でのニキビ跡改善も期待できるかなと思います。
ベルブランも比較的早い段階で炎症や赤みなどの効果実感をした人も多くいるようですが、やはり美容液は継続して地道なケアを続けるのが大切かな?と思います。
とくに、ニキビ歴が長い人ほどそのケアにも時間はかかります。その間のポイントは、合ったコスメで優しい洗顔・炎症や保湿のケア・保護などのケアをしながら、お肌のダメージを減らし自然のターンオーバーでの回復を待つこと。
ニキビ跡で悩んでいる人は比較的若い年齢の人が多いですから、ターンオーバーの力はまだまだあるはずです。それに、ニキビができるのは、お肌がある程度活発に活動している証拠でもあるので、上手く合うケアができれば回復の可能性は十分にあると思います。
使い続ける美容液を決めるのは使用感も大切ですよね。『ベルブラン』を試す場合も、即効性を期待するよりは、続けていけそうか、お肌との相性はどうかというポイントをチェックしてみるのがおすすめです。
まとめ
お肌に悩みがあると、「何とかして早く綺麗になりたい!」と焦ったり、「何をやってもダメ…もうどうしたらいいの?」と煮詰まったりすることがありますよね。
『ベルブラン』も、口コミでの評価を見て「これなら!」とすがるような気持ちで購入を決める人もいると思います。でも、ニキビやニキビ跡の原因は様々で、肌質も様々。どの程度のどんな効果が実感できるのかは個人差が大きく、口コミが必ず自分にあてはまるというわけにはいかない面があります。
使用感にしても、口コミでの使用感の評価は、「ベタつく」「サラッとしている」「保湿が足りない?」と様々でした。肌質によって使用感に差がでやすいようです。
とくにニキビ跡は、色素沈着やデコボコのクレーター肌になっていたりすると、即効性のある大きな改善はなかなか難しいと思うので、自分の状態に合わせたペースで使ってみるのがおすすめです。
一般的には、ターンオーバーとの関係で、効果の見極めには3ヶ月くらいかかりそうです。最終的に、そのコスメを信じて使い続けてみるかを決めるのは自分自身です。
色々な意見があって何を信じたらいいのかわからなくなったときは、一呼吸置いて自分のお肌と感覚に聞いてみましょう。自分に合ったスキンケアは、理屈抜きで「いい感じ」「これならよさそう」と感じたりすることがあります。
反対に、いくら口コミでの評価が素晴らしかったとしても、自分自身が合わないと感じたら無理に続けるのは止めておきましょう。
口コミや誰かの意見や理論も参考にはなりますが、最後は自分の感覚が一番頼りになります。
「これ!」と思えるものに出会えるまでは時間がかかるときもありますが、それぞれの人に合った方法がきっといつか見つかると思います。