あらゆる肌悩みにアプローチするサイエンスコスメ『ビーグレン』の化粧水は2種類。まずベースとなるのが、「17時間潤いが続く高機能化粧水」が売りのビーグレン『QuSomeローション』。
以前あった年齢肌向け化粧水と美白化粧水を合わせた効果の期待できる化粧水で、乾燥はもちろん、透明感をアップしたい方のケアにも向いています。
浸透力があっても持続性が足りないと不満…。つけたときには潤った感じがするけど午後になると肌がしぼんだり乾燥したりする…。そんな化粧水のお悩みを持つ方におすすめです。
また、もうひとつは薬用化粧水『クレイローション』。こちらはニキビや肌荒れ、敏感肌に効果的なタイプです。
この記事では、ビーグレンのこの2つの化粧水について、その特徴や効果実感、使用者の口コミを紹介していきたいと思います。
『QuSomeローション』
洗顔後の肌に水分を補う化粧水。お肌のみずみずしさやハリをキープするために、とても重要なアイテムですよね。最近は本当に色々な化粧水があって目移りしてしまいますが…「浸透性」と「持続力」を求める方におすすめなのがビーグレンの『QuSomeローション』。
「17時間とどまり続けるうるおい…高機能化粧水」とのことですが、他の化粧水とは何が違うのでしょうか?
肌に水分や成分がしっかり留まる持続性の高さ
化粧水で重視したいのは浸透性…でも、せっかく浸透してもすぐにその効果が無くなってしまえば意味がありませんよね。『QuSomeローション』は、浸透性はもちろんですが、それ以上に「持続力」にこだわった化粧水です。
- 午後になると顔がテカる
- 外で鏡を見ると肌がしぼんだように感じることがある
- 朝には気にならない小ジワが夕方にはクッキリ…
- 毛穴の開きが気になる
- 化粧崩れしやすい
もし、こんなお悩みがあるとしたら、肌がしっかり保水されていないサインかもしれません。年齢とともに自然の保水力は低下し、また、若くても、乾燥のひどい肌質の方や敏感肌の方は、肌のバリア機能が弱いので小ジワが出やすくなります。
年齢による自然の変化や生まれ持った肌質にはある程度避けられない部分がありますが、そんなときに頼れるのは保水力の高いコスメ。とくに、外気にあたるところ、エアコンの効いたオフィスなどは肌の水分をグングン奪ってしまうので、保水力の弱い人はしっかりコスメでケアをして外に臨むことが大切です。
『QuSomeローション』は、保湿効果の高い成分を使っているだけではなく、独自の薬学テクノロジーによって水分や成分を浸透性のいいナノカプセルで包み、肌の中に長時間留まる仕組みになっています。
似たような仕組みが採用されている化粧水は他にもありますが、『QuSomeローション』の場合は化粧水用に特化した独自技術となっていて、その力には熱い注目が集まっています。
「17時間潤う化粧水」の秘密はその独自のテクノロジー。
- 独自のQuSomeテクノロジーによる浸透性と持続性に優れる
- つけた後17時間保水力が続く
- 肌本来の「潤い力」を育てる成分が配合
- 肌のセラミド量やコラーゲン量にアプローチすると言われる成分を配合
こんな特徴を持つ高保湿タイプの化粧水です。
様々な肌悩みに対して効果が期待され、乾燥~脂性まで使えるオールスキンタイプですが、ニキビ肌の方にだけは後で紹介する『クレイローション』の方がすすめられています。これはデトックス作用の高い天然クレイを配合した化粧水で、とくにニキビケアに向いています。
現在ニキビでお悩み中の方はクレイローションを使用し、ニキビの状態が落ち着いたら『『QuSomeローション』でのお手入れに移行する。そんな使い方が公式のページでは紹介されていました。
高い保水力が魅力のホメオシールドとは?
『QuSomeローション』のメインになっている保湿成分はホメオシールド。その原料は海藻です。フランスのブルターニュ地方に自生するフカスセラツスという海藻から採れるエキスとグリセリンを合わせて作られます。
フカスセラツスには、肌や体のホメオスタシスを整える力(ホメオスタシス=恒常性・自ら健康な状態に保とうとする細胞の力)があると言われ、自然療法に用いられています。
人間の肌にも本来はそんな自然回復力が備わっていて、水分や油分を適正に保ち、外部刺激に負けないようにするバリア機能や、傷んだ部分を修復して新しい細胞と入れ替えるターンオーバーの力があります。ただ、何らかの原因でそれが弱ってしまうと肌には様々なトラブルがおきるようになります。
そんな力の弱った肌をサポートし、保水力やバリア機能を助け、肌のターンオーバーのしやすい状態に整えてくれる効果が期待されているのがホメオシールドです。
アッケシソウエキスがコラーゲン産生を促進
ホメオシールド同様に、肌のバリア機能を支えてくれる効果が期待されているのが植物由来のアッケシソウエキスです。アッケシソウは北海道の「厚岸町(アッケシチョウ)で発見されたことから和名ではこの名前がついていますが、ヨーロッパでは薬効の高い食用植物として、古くから重宝されています。
葉や茎にカルシウム、マグネシウム、リン、鉄分などのミネラルを多く含む有用植物として有名なアッケシソウ。そのアッケシソウのエキスには、コラーゲン産生の促進に大きく関わっている成分が含まれているという研究結果が示され、ハリや弾力のアップ、シワへのアプローチ、エイジングケアに大きな期待が寄せられています。
日本では、ロート製薬がこの研究に積極的で、これからが楽しみな美容成分の1つ。肌に有用な成分があれこれ開発されたり研究が進んだりするのは、女性にとっては嬉しいことですよね。楽しい話題だなと思います。
『QuSomeローション』には、そんな期待のアッケシソウエキスも配合されています。現段階では、肌のバリア機能を支える保湿成分として認められています。
保湿効果に加えて美白効果も期待
『QuSomeローション』は、特別に「美白化粧水」を前面に押し出したものではありませんが、高機能ビタミンC誘導体のVCエチルが配合されているため、美白化粧水としての役割も持ちます。
今はありませんが、以前あった『ホワイトQuSomeローション』の機能がパワーアップしてこちらに移行されてきているので、シミのケアがしたい方、クスミが気になる方、顔全体の透明感のアップを目指したい方にもこちらの化粧水はおすすめです。
美白を重視すると、ビタミンCの作用の強さで肌が乾燥ぎみに傾くことがあり、敏感肌や乾燥肌の方にとっては美白ケアがしにくいという難点がありますが、『QuSomeローション』はしっかりとした保水、バリア機能サポート、エイジングケアと美白が同時に行える優れモノ。
ただ、その反面VCエチルを刺激に感じてしまう敏感肌の方もいるようですので、肌に刺激を感じたり、保水よりもむしろ突っ張り感がでてしまったりという場合には使用を控えましょう。敏感肌の方は、事前に腕の内側などでパッチテストをしてから顔に使うことをおすすめします。
EDP3(オリゴペプチド-24)の効果
肌の恒常性を保つという意味では、『QuSomeローション』に配合されたEDP3も有用な成分と言えそうです。EDP3は、最近大人気の美容成分EGF(表皮の修復に関わる成長因子)と似た働きを持つタンパク質性の成分です。
表皮をなめらかに保つターンオーバーを促し、トラブルの目立ちにくい肌に導く効果が期待されています。
肌荒れを防ぐ効果
日中の肌荒れを防ぐには、肌の保水力を高め、バリア機能をサポートするとともに、肌荒れをケアする成分の入った化粧水を使用するのがおすすめです。
『QuSomeローション』には、肌荒れを防ぐ効果があると言われるアラントインやゲンチアナ根エキスが含まれています。
『QuSomeローション』の口コミから使用感をチェック!
薬用化粧水『クレイローション』
『クレイローション』の立ち位置は「現在進行中のニキビ肌、肌荒れしている肌、敏感肌に向いている薬用化粧水」。その効果は、
- 薬用成分で肌荒れを防止する効果
- 潤いの膜を肌表面につくり、バリア機能の弱った肌を守る効果
- トラブルがおきがちな肌を清潔な状態に保つ効果
が主です。この化粧水に含まれている成分は、「肌に優しく、肌荒れを防止したり肌を安定させたりする作用のある成分や潤いの膜をつくる成分」が中心です。
積極的にニキビをケアする化粧水というよりも、現在炎症がおきている状態の肌を優しく労り、刺激から守りつつ弱った肌のバリア機能や回復力をサポートする化粧水。ニキビだけではなく、肌荒れや敏感で化粧水が使いづらい人などにも対応しています。
とろみのあるテクスチャー
『クレイローション』の成分を見ると、全体に被膜性のある保湿成分が多く使われています。その潤い膜によって弱ったバリア機能を助け、刺激を受けやすくなった状態の肌を優しく保護する目的なので、テクスチャーとしては「とろみ」があります。
また、敏感肌のときには肌の奥まで化粧水が浸透するとかえって刺激となってしまうことがあるため、浸透力はあえて低めになっています。化粧水を使うと肌がヒリヒリする、しみる、そんなトラブル状態の肌におすすめの化粧水です。
この特徴から、口コミには「浸透力が低い」「とろみがあるテクスチャーが好きになれない」という声も見られ、好みが分かれるところのようです。
ビーグレンのお悩み別スキンケアの中で、『クレイローション』が適用されているのは「ニキビケア」のみとなっていますが、敏感肌、肌荒れのある肌、化粧水がしみやすい、炎症があってヒリヒリしている人などに向いています。
『クレイローション』は、主に「表面を保護する化粧水」。とろみがあって表面に潤いが残るタイプです。
トラブル状態が落ち着き、浸透力のある化粧水を使えるようになった場合は、『Qusomeローション』への移行もおすすめです。『Qusomeローション』は、主に角質層内部の保水にこだわり、内側からのハリ感や潤い感を目指した化粧水で、表面はサラッとしているのが特徴です。
『クレイローション』の配合成分
グリチルリチン酸ジカリウム
『クレイローション』は薬用化粧水ですが、薬用成分として認められているのがこのグリチルリチン酸ジカリウムです。マメ科のカンゾウという薬草由来の成分で、肌の炎症をしずめたり、肌を清潔に保ったり、肌荒れ全般に対する作用がある成分です。薬用成分としての歴史が比較的古く、安全性の高さが認められています。
ベントナイト
ベントナイトはクレイ(デトックス作用や美肌作用のある天然鉱石から得られる粘土)の一種ですが、もっとも穏やかな性質を持ち、肌に膜をつくって優しく保護をする働きがあります。他のクレイに比べて肌への刺激性がほとんどないため、敏感肌用の化粧品によく使われています。
ヒアルロン酸Na
優れた保湿成分としておなじみのヒアルロン酸ですが、いくつかの種類があります。ヒアルロン酸Naは分子量が大きいため被膜性が高く、肌の表面に潤いの膜を形成してバリア機能を補助する働きをしてくれます。
納豆エキス
納豆から抽出されたエキス…名前的にはあまりいい印象がありませんが、大豆の発酵液ということなので、食べる納豆のようにネバネバと臭いわけではないので心配はありません。大豆エキスよりも保湿性に優れ、潤い膜の形成を助けます。
オウゴンエキス
オウゴンは、コガネバナとも呼ばれる漢方植物の一種です。その根から抽出されたエキスには外敵から身を守るためのフラボノイド類が多く含まれ、抗炎症、抗アレルギー、抗紫外線、抗菌などの作用があると言われています。紫外線のダメージを吸収し、メラニンの発生や沈着を防ぐ美白作用も報告されています。
カモミラエキス
植物性「肌に優しい美肌成分」の代表格のカモミラエキス。カモミラはカミツレ、カモミールのことです。化粧品成分としての歴史は古く、刺激性がなく優れた保湿性や美白作用があると言われており、敏感肌、ニキビ肌、アトピー肌、赤ちゃん用のコスメなどに多用されています。
イリス根エキス
イリスはアヤメ科の植物で、その根茎から抽出されたエキスです。抗炎症作用に加え、女性ホルモン様の働きをするとされるイソフラボンを含むため美肌効果が高いと期待されています。
クレイローションの口コミから使用感をチェック!
ビーグレンの化粧水まとめ
ビーグレンの化粧水2種類をまとめて紹介しました。使い分けは、基本的には『QuSomeローション』、肌荒れや敏感肌、そしてニキビ肌には『クレイローション』となっています。
これまでの化粧水の浸透性や持続力に不満を感じている方は、一度試してみる価値があると思います。単品でも購入できますがそれなりの価格がしますので、まずはトライアルセットで試してみてから判断する方が無難ですね。