種類によって効果が違う?化粧水の正しい使い方とは?

種類によって効果が違う?化粧水の正しい使い方とは?

肌のお手入れには様々なやり方があるものの、化粧水を使わないという人はあまりいませんよね。洗顔後はまず化粧水。それが常識のような感じがありますが、化粧水は肌に対してどのような役割があるのでしょうか。

また、正しい使い方は?知っているようで意外と知らない化粧水についてまとめました。ちょっとしたコツで肌は確実に変化します。

自分のお肌に効果的な種類や正しい使い方も見直してみましょう。なお、男性用の化粧水については次の記事を参考にして下さい。

男性のスキンケアは化粧水だけで十分!?おすすめの種類と使い方

化粧水の役割とその効果

化粧水の役割とその効果

洗顔後、一番に付ける化粧水ですが、肌に対してどういう役割や効果があるのでしょうか。基本は水分の補給(保湿)ということになりますが、最近は、もっと幅広い役割を持った多機能な化粧水も数多く登場しています。

  • 洗顔後の肌に水分を与えてキメを整える(保湿)
  • アルカリ性に傾いた肌を弱酸性にする
  • 洗顔後の肌に残った塩素を除去して水分の浸透しやすい肌にする
  • 肌を引きしめる
  • 薬用成分や有効成分を肌に補修する
  • 洗顔で落としきれなかった汚れやクレンジング剤を拭き取る(拭き取り化粧水)
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洗顔後の肌に水分を与えて保湿する

化粧水は「水」という言葉がついているのでもわかるように、洗顔後の肌に水分を与えるのがメインの役割です。どれだけ優しい洗浄成分であっても、洗顔料を使うとどうしても肌は乾燥しやすくなります。

水分を補給するといっても人間の肌にはバリア機能があって真水は吸収せずにはじいてしまうので、肌に浸透できるような保湿成分を使用して調整したものが化粧水です。

洗顔についてはこちらも参考にして下さい。

参考:正しい洗顔できていますか?洗顔は美肌スキンケアの第一歩!

化粧水に含まれる保湿成分とその効果

化粧水に含まれる保湿成分とその効果

グリセリン

多くの化粧水に含まれる成分で、代表的な保湿剤です。グリセリンは植物、動物、もちろん人間の体内にも含まれるアルコールの一種です。アルコールとはいっても、いわゆるお酒とは構造が違うので、お酒に弱い人でも問題はありません。

水溶性なので水に溶け、水分を引き寄せる性質があります。甘味があるので食品添加物としても用いられます。歴史が古く安全性が高く、値段が比較的安価なので化粧水の成分として使いやすく、薬局でも購入できるため、手作り化粧水の材料としても人気です。

グリセリンは、ヤシの実の油などを原料にした植物由来のものと、石油を原料にして化学合成したものがあります。

ソルビトール

こちらも水分を引き寄せる性質のあるアルコール類で、グリセリン同様に甘味があり、化粧水の成分というより人工甘味料としてのイメージが強いものです。

リンゴや桃などに多く含まれ、ジャガイモなどのデンプンを化学分解しても得ることができます。

1.2ヘキサンジオール

抗菌性に優れ刺激の少ない保湿剤で、これもアルコールの一種です。多くの化粧水に使用され、手作り化粧品の原料にもなります。

尿素

人間の肌の角質層に存在する天然保湿成分(NMF)の一つで、角質をやわらかくする働きがあり、保湿効果にも優れています。

市販もされていますが、濃度が濃くなると肌の角質層を薄くしてしまい、反対に乾燥の原因にもなるので注意が必要です。

加水分解コラーゲン

美肌成分としてすっかりおなじみのコラーゲンは、肌の内部にも存在しますが、化粧水で補ったコラーゲンが肌の内部に定着するわけではありません。化粧水に配合されたコラーゲンは肌の表面に保護膜をつくり、水分の蒸発を防ぐ目的があります。

ヒアルロン酸Na

ヒアルロン酸も人間の肌の真皮層に多く存在する成分です。化粧水に含まれるヒアルロン酸は肌表面の角質層に浸透し、水分を吸ってふくらむことで保湿効果を発揮します。

化粧水の種類

化粧水にも様々な種類があり、使い方の違いはもとより、目的に応じて内容とその効果も違ってきます。

どういったタイプが自分の肌質や用途に適しているのかを把握しておきましょう。

拭き取り化粧水

拭き取り化粧水

最近盛んに用いられているのが、洗顔で落としきれなかった汚れやクレンジング剤を拭き取るための拭き取り化粧水です。

クレンジング剤と洗顔料のダブル洗顔をしている人は、「そんなのいらないでしょ」と思うかもしれませんが、使ったことのない人は一度試してみてください。

とくに小鼻のワキ、唇、こめかみあたりは意外なほど汚れが落ちていない場合があります。お手入れの基本は洗顔、汚れを落とすことはとても重要なお手入れの第一歩です。いくら有効な成分や高価な成分を補っても、肌に汚れが残っていては何の効力も発揮されません。

水分補給と拭き取りが同時にできる化粧水もあり、洗顔料を使わず拭き取り化粧水を洗顔の代わりにするという人もいます。

ただ、拭き取り化粧水だけでメイク汚れを落とすのは、けっこう至難の技で、ふいてもふいても微妙に汚れが残り、きれいにとり終った頃には肌をこすり過ぎてヒリヒリする…なんてこともあります。

コストパフォーマンスもかかるので、洗顔の補助としてつかうことをおすすめします。

コットンに染みこませて使うタイプの拭き取り化粧水は、コットンから水滴がしたたるくらいたっぷり使うと、肌への刺激も少なく綺麗に落とすことができます。コットンの毛羽が残った状態でこすると肌に細かい傷がついてしまうので注意しましょう。

プレ化粧水

プレ化粧水

拭き取り化粧水に近い役割ですが、肌に残った水道水の塩素を除去したり、水分の浸透しやすい状態に導いたりするプレ化粧水(導入型化粧水)というものもあります。

  • 肌の古い角質を取り除く
  • 肌をアルカリ性にして角質層をやわらかくする
  • 先に美容成分を浸透させて肌の土台を整える

…などの方法で、後に使う化粧水や美容液が入りやすい状態をつくります。これの効果を感じるかどうかは、その人の肌状態に大きく左右されます。敏感肌の人の場合、角質を取り除く系列のプレ化粧水は刺激が強すぎる可能性があります。

また、美容成分を先に浸透させるタイプのものは、成分が自分の肌に合わないときにはかえって後の化粧水の働きを妨げることもあり、実際に使った人の感想が「すごくいい!」「かえって肌が荒れた…」と、まっぷたつに分かれやすくなっています。

絶対使った方がいい!という性質のものではないので、自分の肌の実感を大切にしましょう。なお、ニキビ跡対策としての導入型化粧水は効果が期待でき、とても人気があります。

新発想!!ニキビ痕専用導入型化粧水!

収れん化粧水

収れん化粧水

水分を与えてしっとりさせるというより、肌をキュッと引き締め、毛穴の開きやベタツキをおさえてさっぱりさせる化粧水は、収れん化粧水、またはアストリンゼントといいます。

皮脂の多い人、男性、夏場などに人気の化粧水です。

主な成分は、エタノール、クエン酸、乳酸、ビタミンC、ハマメリスエキス、カテキンなどがありますが、収れん作用のあるものは肌への刺激が強く、敏感肌や乾燥肌の人には向いていません。

毛穴のたるみやベタツキが気になっていると、「毛穴を引きしめる」という言葉にひかれて収れんタイプの化粧水を選びたくなります。

しかし、毛穴のたるみやベタツキは、深刻な乾燥や肌の衰えによっておこっていることも多く、その場合はかえって悪化させてしまう可能性があるので注意しましょう。

収れん化粧水は、基本的に、肌が薄くてキメの細かい人にはおすすめできません。

夏場などにどうしても使いたいときは、目の周りの肌の薄い部分は避け、おでこやあごなど、ベタツキが気になる場所だけに付けるようにしましょう。

化粧水の正しい使い方

化粧水の使い方

化粧水は手で付けるのがベスト!と言われることもあれば、コットンを使ってパッティングしましょう!と言われることもあります。どちらが正しくて効果的なのか…?

実は絶対これが正しいという答えはないので、自分の肌と相談しながら一番いい方法を探してみましょう。

手とコットン、どちらを使う?

化粧水を付けるとき、手を使うかコットンを使うかは悩みどころです。拭き取りを目的とした化粧水の場合はコットンですが、コットンはどれだけ優しい繊維であっても肌の刺激にはなります。

コットンを使うときには、コットンから水滴がしたたるくらいにつけた方がいいと言われているので、高価な化粧水には向いていません。

基本的には化粧水の製品に書かれた使用法に従うのが一番ですが、手とコットンのどちらでもいいと書かれているときは、肌の強い人はコットン肌の弱い人には手で付ける人が多いようです。

コットンのメリットは、たくさんの化粧水を効率よく細かい部分にもつけやすいこと、デメリットは肌の刺激になりやすいことです。

手のメリットは、体温で温めて成分を浸透させられることと肌に優しいこと、デメリットはしっかり全体に付けるのが難しいことです。

化粧水の中でもトロミのあるものは手で付ける前提で作られているものが多いので、自分の肌質や使用感にあわせて選ぶのがおすすめです。

パッティングはした方がいい?

一時期は年齢の倍はパッティングをした方がいいというのが主流になっていましたが、最近はそれに異論をとなえる声も多くなっています。結局はどちらがいいの?という話ですが、これも肌質や肌の状態によって異なります。

パッティングは肌を適度に刺激し活性化する働きもありますが、それは肌の機能が正常に保たれ、バリアがしっかりしている人の場合です。弱った肌をペチペチと何度もたたいてしまえば、かえって肌の負担になります。

肌が疲れているな、調子が良くないなというときは、手にとった化粧水を肌の上に置き、優しくおさえるようにしてなじます方がしっとりとします。肌がしっかりとしていて調子のいいときは、パッティングによって肌を活性化させ、血行を促す効果が期待できます。

その場合も、激しく刺激はせず、コットンか手に取った化粧水を優しくなじませるように、肌を押す感じでパッティングしましょう。その日の肌状態にあわせ、臨機応変なやり方をおすすめします。

参考:手とコットン、パッティング…化粧水がより浸透する付け方はどれ?

いつもの化粧水がしみる…そんなときは?

いつもの化粧水がしみる…そんなときは?

敏感肌の人に関わらず、ホルモンやストレスの影響も受ける女性の肌は揺らぎやすくてとてもデリケートです。普段と同じ化粧水のはずなのに何だかしみる全然浸透しないなんてときもありますよね。

そんなときは無理をせず化粧水をやめて、表面を保護するクリームだけをつけて様子をみてみましょう。とくに美白成分などの入った化粧水は刺激になりやすいので、保湿成分だけが入ったシンプルなものと2種類用意して、日によって使い分けるのもおすすめです。

1日化粧水をやめたことでかえって肌が安定し、次の日の吸収が良くなることも。また、年齢による変化や体調にともない、それまでの化粧水が急に合わなくなることもめずらしくはありません。

微妙な肌からの信号をキャッチし、自分の肌状態に合わせたケアを楽しんでみましょう。

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化粧水についてはこちらの記事も参考にして下さい。