オリーブ石鹸の用途と美肌効果!どんな人におすすめなの?

オリーブ石鹸の用途と美肌効果!どんな人におすすめなの?

オリーブオイルと水を主成分にしたオリーブ石鹸(せっけん)。洗い上がりのお肌はしっとりで、乾燥肌や敏感肌の方には嬉しい使い心地です。

年齢とともに皮脂が少なくなってきた…そんなときもオリーブ石鹸はおすすめですが、「オリーブ石鹸」と書いてあってもその内容は様々。

オリーブ石鹸の用途とその効果、種類の選び方など、知識全般をご紹介します。

オリーブ石鹸とは?

オリーブ石鹸とは?

石鹸にもたくさんの種類がありますが、基本的にはどれも油脂分とアルカリ成分を混ぜて作ります。その油脂分にどんなものを使うかで、それぞれの石鹼には個性が生まれます。一般的な固形石鹸では、パーム油、ヤシ油などが多く使われています。

「オリーブ石鹸」はその名の通り、メインとなる油脂分がオリーブオイルの石鹸です。

人間の皮脂に近く保湿力や美肌力の高いオリーブオイルは、古くは8世紀ごろから石鹸の原料として用いられ、オリーブ石鹸はとても歴史の古い伝統的な美容石鹸として、世界中で愛用されてきました。

元々はシリアやヨーロッパなどが原産でしたが、現在は日本国内産の製品も数多く市販されています。オリーブオイルと苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)と精製水を利用し、自分で手作りをすることもできます。

オリーブ石鹸の美肌効果

オリーブ石鹸の美肌効果

オリーブ石鹸の魅力は、保湿力の高さと洗浄力の強さを合わせ持つということ。人間の皮脂にも多く含まれるオレイン酸という脂肪酸が豊富なため、肌なじみがいいのが特徴です。

また、天然のクレンジング効果も知られています。毛穴などの汚れはしっかりと落としながら洗い上がりはしっとりなめらか。皮脂を落とし過ぎずクリーミーな肌当たりが楽しめます。

そんな使用感にファンは多く、肌がカサつきやすい乾燥肌や敏感肌の方はもちろん、全身の美容ケアをしたい方アンチエイジングケアがしたい方、子どもから男性の方まで、幅広い層に人気があります。

肌に優しく低刺激のため、肌荒れや敏感肌などの悩みからマイルドな洗顔料を探している人にもおすすめと言えます。肌トラブルを抱えているけど美肌効果を期待したい…そんな人におすすめの石鹸なのです。



オリーブ石鹸の用途

オリーブ石鹸の用途

オリーブ石鹸は様々な用途と活用法があります。

全身用として

定番の使い方としては、普通に全身用としてがおすすめです。普通の石鹸と違いかなりきめ細かなクリームのような質感が味わえます。洗い上がりは、ローションをつけたようにしっとり。乾燥が気になる方やボディケアをしたいときに向いています。

洗顔用として

オリーブ石鹸は、日常の洗顔はもちろん、軽いメイク落としとしても使えます。

洗髪用として

オリーブ石鹸を洗髪用として使う人もいます。シャンプー用に液体状となったものも市販されています。

オリーブ石鹸の原料と種類

オリーブ石鹸の原料と種類

そんな魅力的なオリーブ石鹸ですが、その製品により、含まれる原料は様々です。純粋に、水とオリーブオイルと苛性ソーダだけで作られたものから、他の油脂と混ぜ合わせたもの、一般的な合成石鹸に保湿成分としてオリーブオイルを添加しているだけのものまで、その原料によって製品の使用感は大きく異なります。

それぞれの特徴を順番に見てみましょう。

純粋なオリーブ石鹸(キャスティール石鹸)

水とオリーブオイルと苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)だけで作った石鹸は、キャスティ―ル石鹸と呼ばれます。配合するオリーブオイルや苛性ソーダの比率によって、保湿力の高さや洗浄力が異なります。

肌当たりが良くしっとりと洗い上がりますが、難点は「やわらかく泡立ちにくい」こと。お風呂においておくと溶けてしまうこともあるので、必要な分だけをケーキのように切り分けて使います。

オリーブオイルメインで他の油脂分や成分を混ぜたもの

「やわらかく泡立ちにくい」というキャスティール石鹸の使いにくさをカバーするために、他の油脂分や成分を混ぜ、使いやすい石鹼に仕上げたオリーブ石鹸も数多くあります。

同じく美容効果のあるココナッツオイルやローズオイルと混合したり、他の美容成分を加えてさらに効果を高めたりと、好みに合わせて選ぶことができます。

普通の石鹸として泡立てネットなどを使って使用したい…という場合は、こちらのタイプが向いています。日本製のオリーブ石鹸では、この系統のものが多くなっています。



合成石鹸にオリーブオイルを保湿成分として配合しているもの

原料としてはごく普通の合成石鹸と同じものがメインで、そこに保湿成分としてオリーブオイルを配合し、しっとり感を高めてある石鹸です。

オリーブオイル配合ということで「オリーブ石鹸」とうたってあることがありますが、使用感としては普通の石鹸なので、オリーブオイルの比率が高いもののような保湿力や、肌への優しさはあまり期待できません。

アレッポの石鹸とマルセイユ石鹸

オリーブ石鹸と言えば、アレッポの石鹸とマルセイユ石鹸が有名です。茶色っぽく大きなチーズのような塊で販売されていることが多く、オリーブ石鹸の代名詞のようになっています。

アレッポは、石鹸の起源とも言われるシリアの町です。現在も石鹸産業がとても盛んで、アレッポ製の石鹸は世界中で使われ、日本でも多くの輸入業者が市販しています。

ただ、その品質はかなりまちまち。オリーブオイルの配合比率も異なり、中には名前だけをかたっているものもあるので、選ぶ際は製品の原料や特徴をチェックしましょう。

マルセイユ石鹸は、フランスの地中海都市マルセイユ発祥の石鹸です。マルセイユはオリーブが豊富に実るので、そこから取れるオリーブオイルを利用した石鹸は、古くから高級石鹸として人気がありました。

昔は、厳しい基準をクリアしたものだけが「マルセイユ石鹸」と名乗ることができましたが、現在では様々な製品にマルセイユの名前がつけられ、オリーブ石鹸だけを指す言葉では無くなっています。

本場のマルセイユ石鹸には、「72%」という文字が刻印されていることがありますが、これは油脂分の比率を表しており、かつては72%以下の配合率では「マルセイユ石鹸」として認められなかったので、その証明としてつけられていたものです。

現在も、昔の製法や配合を守ったマルセイユ石鹸が販売されており、そのなめらかさや美肌力には定評があります。選ぶ際には製品の内容をチェックしてみましょう。

手作りのオリーブ石鹸

オリーブ石鹸は、市販のピュアオリーブオイルと苛性ソーダと精製水を利用して手作りができます。とはいえ、苛性ソーダは劇物の指定を受けているものなので、石鹸作りの際は、メガネ、マスク、手袋、エプロンなどの使用が欠かせません。

また、ある程度の時間と場所と道具が必要で、適当に混ぜれば簡単にできるというものでは無いですが、手作りにすれば自分の好みに合わせた様々なレシピも試せるので、余裕のある場合はチャレンジしてみると楽しいです。

ただ、劇物を扱うので、作るときはきちんとした方法がのっている専用の本を参考に、やり方を守って作りましょう。本は、図書館や書店で手に入れることができます。

市販のオリーブ石鹸の中には、「手作り製法」となったものもあります。実際に手作りと同じやり方で作られたものを通販などで手に入れることができます。

手作り石鹸では、反応の過程で保湿性のグリセリンが生み出され、油脂分も多めに残すことができるので、より保湿力の高い仕上がりも可能です。その代わり、やわらかくて使いづらい、保存が難しいなどの面もあるので、生活や目的に応じて選ぶのがおすすめです。

オリーブ石鹸がおすすめできない場合も

オリーブ石鹸がおすすめできない場合も

幅広い層の方に使いやすいオリーブ石鹸ですが、お肌に合わない場合もあります。これはどの化粧品にも同じことが言えますが、念のため注意しておきましょう。

天然の油脂が豊富に含まれるため、ニキビや細菌性の皮膚疾患がある方は状態を悪化させることがあるのでおすすめできません。

また、体質的にオリーブが合わず、かゆみや刺激を感じる方もいるようですので、使用の際は、お肌の変化に注意しながら試してみましょう。

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