日焼け止め成分の紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違いは何?

      2017/12/28

日焼け止め成分の紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違いは何?

日差しが強くなると紫外線対策が気になるところです。

日焼け止めにはSPFやPAの表記がありますが、これは紫外線A波とB波をどれぐらいカットするかの目安です。基本的にはこの数値を見て、自分の用途に最適なものを選ぶ方法で問題ありません。


ですが、紫外線カットのための配合成分によってはお肌に合わないということもあります。

日焼け止めに配合されている紫外線カット効果のある成分は、大きく分けて紫外線吸収剤と紫外線散乱剤があります。

「吸収」というイメージが悪いからか、「紫外線吸収剤はお肌に悪い、負担になる、使わない方がいい」とか言われたりしますが、実際にはどうなのでしょうか。

現に、日焼け止め製品のメーカーからはどちらのタイプも発売されていますが…

では、それぞれのメリット・デメリット、選び方などをご紹介します。

紫外線吸収剤とは

紫外線吸収剤は、紫外線を吸収し、熱エネルギーに変換して外へ放出することで、肌に紫外線が入り込まないようにする薬剤の総称です。

化学反応を利用するため、その薬剤そのものも人工的に化学合成された物質です。

化粧品の表示でケミカル・ノンケミカルという表現があります。

ケミカルとは紫外線吸収剤のような人工的に化学合成された物質を指し、ノンケミカルは自然界に存在する天然成分を指します。

紫外線吸収剤のデメリット

紫外線吸収剤は肌に負担がかかると言われていますが、紫外線を吸収して熱エネルギーに変換する際に肌を刺激する場合があるからです。

また、化学合成された成分に弱い敏感な肌の人の場合は、紫外線吸収剤によって肌が荒れてしまうことがあります。

また、一定量の紫外線を吸収すると効果が落ちてしまうため、とくに汗などをかいていなくても、決められた時間が過ぎれば塗り直しが必要です。

持続の度合いは種類によって違うので、製品に書かれている注意書きを参考にしましょう。効果が長時間持続するタイプのものもあります。

紫外線吸収剤のメリット

肌に負担がかかりやすいデメリットを持つ紫外線吸収剤ですが、多くのUVケア商品に使われている理由は、効果の高さと使用感の良さにあります。

化学反応を利用しているので、特別に色をつけたり重い質感にしたりしなくても効果が発揮でき、透明ジェルやローションタイプのような軽い使用感が可能になります。

紫外線吸収剤の種類

化粧品の成分の中で、紫外線吸収剤として配合されているものは次のようなものがあります。

()内は、紫外線のUVA波、UVB波、どちらに対して防ぐ効果があるかを表しています。

  • メトシキケイヒ酸オクチル(UVB)
  • オクチルトリアゾン(UVB)
  • オクトクリレン(UVB)
  • ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル(UVB)
  • フェニルベンズイミダゾールスルホン酸(UVB)
  • t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン(UVA)
  • ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル(UVA)
  • ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン(UVA/UVB)

化粧品メーカーのサイトでは、紫外線吸収剤に弱いタイプの人のために、日焼け止めにどんな紫外線吸収剤を配合しているかを公開している場合も多いです。

紫外線吸収剤だから必ず肌に合わないというわけではなく個人差が大きいので、日焼け止めで肌荒れをしてしまったときには配合されている紫外線吸収剤の種類を調べ、同じ系統のものは避けた方がいいかもしれません。

紫外線吸収剤が含まれていないものに関しては、「ノンケミカル」「紫外線吸収剤不使用」と表示されていることが多いようです。

肌にやさしい紫外線吸収剤

最近は、特殊なマイクロカプセルの中に紫外線吸収剤を閉じ込め、肌に直接触れずに効果を発揮できるように工夫された日焼け止めも発売されています。

「敏感肌向け」として売られていて、紫外線吸収剤が含まれていないものに比べると軽いつけ心地になっています。


紫外線散乱剤とは

紫外線散乱剤とは

紫外線散乱剤とは、紫外線をはね返す働きのある物質を肌表面に塗ることで、紫外線の侵入を防ぐものです。

紫外線反射剤や紫外線拡散剤とも呼ばれます。

基本的には自然界に存在している物質が使われ、主なものは酸化チタンや酸化亜鉛となります。

紫外線散乱剤のメリット

化学反応によって紫外線を熱エネルギーに変換する紫外線吸収剤にくらべ、物質の変化が無いため肌には負担がかかりづらいと言われています。

酸化チタンや酸化亜鉛は、「落とさなくても大丈夫」とうたわれたミネラルパウダーやファンデーションにも含まれています。

強いクレンジング剤でなくても洗い流しやすいので、敏感肌の人にも使いやすくなっています。

紫外線散乱剤のデメリット

肌表面をおおって紫外線をはね返す仕組みのため、ある程度は厚塗りをする必要があります。

また水や汗によって流れやすいため、夏にはかなりの頻度で塗りなおさなければいけません。

また、構造上どうしても重いコッテリとした質感で白浮きする仕上がりになってしまうものが多く、独特の粉っぽさが気になる場合もあります。

ただ、パウダータイプの製品になると、紫外線だけをはね返し、光自体は反射させないタイプのものがあって自然な仕上がりが実現されています。

色のついたファンデーションタイプのパウダーなら、化粧直し感覚で気軽に塗り直しができ、それ1つで済ますことができるので、肌への負担もより軽減されます。

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の使い分け

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の使い分け

上記のように、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤にはそれぞれメリット、デメリットがあります。

自分の肌質や用途に応じて上手に使い分けましょう。

紫外線吸収剤が向いている場合

  • 高い日焼け止め効果を発揮したいレジャーのとき
  • 重たい仕上がりは嫌なとき
  • 汗をかいたり水に濡れたりすることが予測されるとき
  • 上にパウダータイプのファンデーションを塗るときの下地にしたいとき

紫外線散乱剤が向いている場合

  • 日常的な紫外線カットでじゅうぶんなとき
  • あまり汗をかかないとき
  • 夜のクレンジングを簡単にすませたいとき
  • パウダー1つで仕上げたいとき

成分だけにこだわり過ぎないこと

紫外線吸収剤は絶対肌に良くないと決めつけてしまっている人もいますが、成分への反応はとても個人差が大きいのです。

負担が少ないとされている紫外線散乱剤ですが、人によっては合わない場合もあります。

また、自然由来の成分だから絶対安心というわけではなく、化粧品メーカーの実証にもとづいてつくられた合成化合物の方がかえってアレルギー反応が少なく安心、ということもあります。

日焼け止めの主要成分は紫外線吸収剤と紫外線散乱剤ですが、当然他の成分もたくさん含まれています。

紫外線吸収剤で肌が荒れてしまった!と思っても、実は他の成分が合っていなかったということもあるので、特定の日焼け止めで肌が荒れたときは、そのあたりもチェックしてみましょう。

紫外線散乱剤を使ったクリームタイプだと、伸びが悪いのでかえって肌の負担になってしまうこともあり、一番大切なのは、実際に使ってみて肌がどう感じているかです。

購入の際にはテスターのあるもの、試供品がもらえるもの、相談窓口やお試し制度の充実している通販を使うなどして、使用感を試してみましょう。

日焼け止めは気軽に使えるものがおすすめ

いずれのタイプを使うにしても、日焼け止めはムラなくコマメに塗る必要があります。

いくら『効果が優れている!』とうたわれている製品でも、値段が自分にとって高額すぎると気になってたっぷりと使えませんよね。

日常の紫外線ケアなら、シンプルなものでじゅうぶんです。

基礎化粧品と同じ感覚で、使用感が良くて適度な価格のものを選び、日々の習慣として使うようにしましょう。

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まとめ

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違い、メリット・デメリット、選び方などをご紹介しました。

ひと昔前と比べると、日焼け止めは格段に進化しています。

最近ではBBクリームなど、日焼け止めとファンデーションが一体化したものもたくさん売られています。

日常の紫外線対策におすすめ(SPF35)
新感覚BBクリーム

日差しの強い季節がやってくる前に、お気に入りの日焼け止めを探してみてくださいね。

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