機能性化粧水の代表と言えば、美白化粧水。季節を問わず真っ白なお肌でいたい。そんな人にとって、美白化粧水は気になるところですよね。最近はとても多くの種類がありますよね。
けれど、「美白」と言っても目指している方向性は人によって微妙に違っているはずです。このシミを何とか消したい!というピンポイント狙いな人もいれば、お肌のトーンを全体的に上げたいという人も。
美白化粧水の効果も実は配合成分によって様々で、単純に1種類だけではありません。美白化粧水の効果の種類と配合成分を知って、自分の目的に合った商品を選んでいきましょう。ぜひここで美白化粧水について知識を深め、日々のスキンケアに取り入れてみましょう!
特に冬場~春先にかけては美白のチャンス!と言われます。美白化粧水は予防が得意なので、春先の紫外線を浴びる前からケアをしておくのがおすすめです。
美白化粧水の効果とは?
美白化粧水は、美白に有効とされた成分が配合された化粧水のことです。
シミやそばかすの原因になるのは、過剰に産生されるメラニン色素。メラニン色素は、紫外線などのダメージを肌が受けたとき、肌のメラノサイトという部分に指令が出されて産生されます。多くの美白成分では、メラノサイトに対するメラニン産生指令をシャットアウトすることでメラニン産生を抑える仕組みが使われています。
メラニン産生へのアプローチ方法は成分によって様々で、人により得られる効果は異なりますが、色んな方向からアプローチできる成分を合わせれば、幅広い人やシミ状態への効果が期待されることになります。
美白成分には、厚生労働省によってその効果を認められたものもあるので、それらの有効成分が配合されている場合は「医薬部外品(薬用化粧品)」の表示ができ、「日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐ」「シミに効く」などと効果を書くことができます。
ただ、「シミを消す」などのダイレクトな表現はできず、「シミを薄くする」などのソフトな効果を謳っています。
逆に「効果・効能」の表記がなければ、その商品は「化粧品」分類であり、その効果には根拠がなく、信憑性に欠けることになります。お肌に対する美白にアプローチできる効果には、大きく分けて3つの種類があります。
メラニン発生を防ぐ効果のある代表的な成分
- ビタミンC誘導体
- アルブチン
- コウジ酸
- カモミラET
- トラネキサム酸(肝斑に効果あり)
いつの間にやらお肌に居座っているシミ…その原因はお肌がダメージを受けたときに色素細胞から作りだされるメラニンという色素です。メラニン色素には黒褐色メラニン(真メラニン:ユウメラニン)と赤・黄褐色メラニン(亜メラニン:フェオメラニン)がありますが、元々のお肌にも存在し、その量や割合によってお肌の色合いが決まります。
地黒の人は黒褐色メラニンが多く、一般的にイエローアンダートーンの肌色、色白でピンクがかった肌色の人はブルーアンダートーンで、赤・黄褐色メラニンが多くなっています。そんな元々の色素とは別に、お肌が紫外線や外部刺激にさらされた際、お肌を守るために黒褐色メラニンが一時的にたくさん生成されます。
メラニン色素が増えた部分はお肌が丈夫になるため、紫外線ダメージから身を守る反応と見られており、妊娠中にシミが濃くなるのは、ダメージを防御しようとする力が高まるからだと言われています。ですので、メラニン色素は少なければ少ない方がいいというわけではありませんが、過剰に発生するようになると排出のスピードが追い付かず、シミの原因となってしまいます。
そこで、メラニン色素の過剰な発生を未然に防ぐ様々な成分について研究が進められ、現在はかなりの数の美白成分がわかってきています。メラニンの発生そのものを防ぐタイプの美白化粧水は、「予防」がメイン。この働きのみの場合は、「今あるシミ」にアプローチすることはできません。
メラニン色素を無色化する代表的な成分
- ビタミンC誘導体
- ハイドロキノン
- エラグ酸
メラニン色素が生成されたとしても、色がつくのは酵素で酸化されるからです。その酵素の働きを遮断したり、酸化したメラニン色素に還元という反応をおこさせたりすると、メラニン色素を無色化することができます。
そのような働きをする成分が含まれたものなら、日焼け後のお肌に対しても使え、メラニン色素がシミとなって残るのを防ぐ効果が期待できます。
メラニン色素の排出・お肌の生まれ変わりを促進する代表的な成分
- ビタミンC誘導体
- プラセンタエキス
- ソウハクヒエキス
- トウキエキス
すでにお肌にできてしまったシミや全体のくすみを何とかしたい…!そんなときに役立つのは、お肌の生まれ変わりであるターンオーバーを促進させる成分です。
本来、ダメージを受けて生成されたメラニン色素は表面に古い角質として押し上げられ、ターンオーバーによってはがれ落ちていくものです。けれど、年齢や体調の変化でターンオーバーの力が弱くなると、メラニン色素が排出されず、お肌の内部に残ってしまいます。
それがくっきりとしたシミになるだけではなく、ターンオーバーが上手くいかないお肌は全体的にくすんだ感じになっていきます。そのような状態に対しては、ターンオーバーを促進させる仕組みの美白成分がおすすめです。
肝斑にはトラネキサム酸が有効
シミの中でも、女性ホルモンの変化が大きく関わっていると言われているものに、肝斑(かんぱん)というシミがあります。30代~50代前半までの女性に多く見られ、普通のシミと違って、頬などの部位で左右対称に2か所できるのが特徴です。
紫外線が主な原因の普通のシミと異なり、肝斑には一般的な美白化粧水は効果が発揮されないと言われていますが、トラネキサム酸という成分だけは、肝斑に有効とされています。
トラネキサム酸は、美白効果が認められた有効成分の1つです。紫外線を浴びたときなどに発生するメラニン色素生成に関与する物質をブロックし、メラニン色素の生成を防ぎます。また、メラニンを生成するメラノサイトを活性化させる酵素の働きも抑えます。
そのような作用から美白成分として認められたトラネキサム酸ですが、元々は抗炎症作用、抗アレルギー作用、止血作用などを持ち、湿疹の治療や止血の目的で医療用として歴史の古い成分です。そのため、美白成分の中では刺激が低く、炎症をおこしやすいデリケートな部位や敏感肌の人への使用に向いていると言われています。
黒ずみは、紫外線よりも刺激やムレによる炎症から色素沈着がおこりやすい傾向があります。顔のケアでも、敏感肌で炎症をくり返しやすい肌への美白成分ではトラネキサム酸が選ばれることが多いです。
肌荒れや乾燥を防ぐのもシミ対策の1つ
シミをつくる原因の代表は紫外線ですが、メラニン色素は肌荒れや乾燥など、とにかく脳が「肌を守ってあげなければ」と感じるシーンで多く発生します。肌が弱い人ほど色素沈着の割合は高いと言われます。それをできるだけ防ぐためには、肌荒れや乾燥などから肌を守ってあげるケアもとても重要です。
美白化粧水には、肌荒れ対策成分や保湿成分も含まれ、肌全体をダメージから守る効果が期待できます。
美白化粧水に含まれる美白成分の種類
美白化粧水の効果をご紹介しましたが、ここでは具体的な美白成分とその働きを見てみましょう。
ビタミンC&ビタミンC誘導体
代表的な美白成分としてまずあげられるのは、ビタミンC。そしてそれを安定した形状に変えたビタミンC誘導体です。
ビタミンCには高い抗酸化力があり、肌にシミを発生させる大きな原因の1つ紫外線による活性酸素の害を減らす作用があります。メラニン色素は元々肌を丈夫にするためにつくられるものなので、ダメージの方を減らしてあげることができれば自然とその発生は抑えられ、シミのできづらい状態になります。
また、今あるシミやそばかすに対しては、それ以上濃くなることを防ぎ、肌のターンオーバーを助けて自然の回復力で色素が排出され、薄くなっていくのをサポートします。
ビタミンC誘導体は、上の3つの効果を全部合わせ持った万能選手で、美白成分としても古い歴史を持ちます。様々な種類がありますが、化粧水には、水に溶けやすい水溶性ビタミンC誘導体か、水と油の両方になじむ両溶性ビタミンC誘導体が配合されています。
即効性よりじっくりとしたケア向け
今あるシミに対しては、色素そのものを抜いていくような漂白作用はビタミンCには認められていません。そのため、「塗って即効薄くなる」ことは期待できませんが、メラニン色素は本来自然に排出されていくものです。それが居残ってしまうのは、新たなダメージの方が排出のスピードより多くなったときで、年齢とともにダメージは受けやすくなるのに排出のスピードは遅くなっていくことからシミが残りやすくなります。
それを防ぎ、今あるシミを薄くしていきたいと思えば、受けるダメージを減らし、ターンオーバーによる色素排出を応援してあげることです。そのための成分として、予防効果の高いビタミンCは有効と言われています。
今あるシミを早く消したい!と望む人には、ビタミンCより漂白作用のあるハイドロキノンなどが向いています。ただ、ハイドロキノンは作用が強い分だけ肌との相性が大きく分かれるため、肌が弱い人は皮膚科で処方してもらうことをおすすめします。ビタミンCコスメの作用は比較的穏やかで、ハイドロキノンやレーザーによるシミケアのような即効性は期待できません。
また、毛穴の引き締め、ニキビの予防、肌のコラーゲン生成を助ける役割などもあると言われています。ビタミンCは不安定で空気に酸化されるので一般的にはビタミンC誘導体が配合されることが多いです。
医薬部外品(薬用化粧品)の成分としては、水溶性のリン酸L-アスコルビルマグネシウム、浸透性に優れ、効果が高いとされているのは両溶性のAPPSなどの種類があります。
アスコルビン酸
他の物質が結びついていないビタミンC本体で、ピュアビタミンとも呼ばれます。本来ピュアビタミンの状態ではすぐに酸化して効果が失われますが、ロート製薬は独自の技術で安定した状態の配合を実現しています。肌に対するダイレクトな作用が期待されています。ビタミンCには美白の他、コラーゲン産生の補助、毛穴の引き締め、皮脂の調整などの作用があると言われています。
3-O-エチルアスコルビン酸
黒色メラニンの発生を抑える効果が特徴の水溶性ビタミンC誘導体です。ビタミンCエチルと呼ばれることもあります。肌に紫外線があたったときに発生するメラニンの元が黒色になるのを防ぎ、シミの産生や濃くなるのを予防します。
APPS(高浸透性ビタミンC誘導体)
APPSは、その中でも作用の良さの知られたAPという誘導体の浸透性をさらに高め、化粧品成分としての機能性を充実させたものです。従来型の誘導体に比べ、はるかに高い浸透率と細胞での作用の良さが明らかになっています。
アルブチン(ハイドロキノン誘導体)
美容皮膚科のシミ治療では、ハイドロキノンという美白成分がよく使用されますが、アルブチンは、ハイドロキノンに似た構造を持ち、刺激は少ないとされている成分です。
ハイドロキノンは優れた効果があるとされていますが、刺激になりやすく、人によってはお肌がヒリヒリしたり負けてしまったりすることがあります。お肌が乾燥しやすくなる難点もあります。その点、アルブチンではそのような心配がほとんど無いと言われています。
アルブチンには、α-アルブチンとβ-アルブチンがあり、ただ単にアルブチンと書かれている場合はβ-アルブチンを指します。成分としての歴史はβ-アルブチンの方が古く、多くの美白化粧水に使用されています。
α-アルブチンは最近注目されているもので、ハイドロキノンにブドウ糖を結合させたものです。β-アルブチンよりお肌に優しく、そのわりにメラニン抑制の効果が10倍ほど高いと言われています。α-アルブチンはβ-アルブチンに比べると原料費が高額なので、比較的高級な美白化粧水に配合されています。
コウジ酸
コウジ酸は、日本人にはおなじみの糀から発見された成分です。糀を使用する日本酒や漬物つくりの職人さんの手が白く美しいことから、糀の美白・美肌効果が注目されるようになりました。
ただ、コウジ酸には発がん性物質が含まれるという報告があり、一時期は化粧品への配合が中止されていたこともあります。けれど、後になって、適正な使い方においては問題がないことがわかり安全性が確認され、現在はまた使用が認められています。
コウジ酸は、メラニン色素を活性化させるチロシナーゼという酵素の働きを阻害すると言われています。
エラグ酸
イチゴなどに含まれる食品由来のポリフェノールで、化粧品原料の場合はマメ科のタラという植物から抽出されたものが使用されています。
コウジ酸と似たような働きの美白成分で、チロシナーゼの活性を防ぐことでシミを予防しますが、それに加え、メラニン色素を無色化する還元作用にも優れていると言われています。
プラセンタエキス
人間も含む哺乳類が、お腹の赤ちゃんを守り育てるために子宮で形成される胎盤(たいばん)という組織から抽出されたエキスです。プラセンタエキスは非常に優れた栄養を持ち、そこから抽出されたエキスにも、お肌に嬉しい効果をもたらす各種アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが豊富です。
その優れた栄養により、お肌の生まれ変わりであるターンオーバーを促進し、メラニン色素の排出やくすみの除去を助けます。お肌全体の美白を求めている人にもおすすめの美白成分です。
おすすめの美白化粧水は手持ちの化粧水に混ぜて美白効果を追加できる『ジュランツ ホワイトパウダーEX』
高須美容クリニック監修で、美容医療に基づく成分を組み合わせた処方が人気のジュランツ。個人的に、ジュランツのコスメはけっこう好きです。お高いので気楽に手は出せませんが、でも、いいな~と思うことも多いです。
その中で、『ホワイトパウダーEX』は一押し!これだけは今も手元に持っていて、スペシャルケア用として使っています。
手持ちの化粧水や乳液に足せてすごく便利なので、「今のラインを変えずに美白やアンチエイジングケアがしたい」「高級な美容液やパックは手が出ないけど、何かスペシャルなアイテムが欲しい」という方は、ぜひ!チェックしてみてくださいね♪
期待できる美白効果
『ホワイトパウダーEX』は、パウダー状の美白成分をその都度手持ちの化粧水などに溶かして使うタイプです。
成分の正体は、美白効果が期待できるビタミンCとビタミンE。それぞれが安定した形になった誘導体のパウダーが1回分ずつの個包装になっています。
メインは、高浸透性ビタミンC誘導体のAPPS、そして、同じく高浸透性のビタミンE誘導体TPNa。あとは、これらを安定して化粧水を溶かしやすくするための保湿成分やミネラル分が含まれているのみです。
まず、ビタミンCの肌へ期待できる効果としては、
- 美白
- 細胞のダメージやコラーゲンの破壊を防ぐ
- 老化の原因と言われる活性酸素などの害を減らす
- 肌のコラーゲン生成を助ける
- 皮脂のコントロール
- 毛穴の引き締め
- 肌荒れを防ぐ
- 老化の原因と言われる活性酸素などの害を減らす
- 肌の水分を維持する
こんな肌悩みにおすすめ!
- クスミ
- シミ
- 毛穴の目立ち
- ハリやツヤの低下
- 肌が荒れやすい
- 皮脂バランスが崩れやすい
- アンチエイジングケアがしたい
こんな悩みのスペシャルケアとして、日常のダメージを防ぐケアとして、ビタミンCとビタミンEは役立ちます。
私が実際に使用して実感した効果
なぜ私が『ホワイトパウダーEX』を購入したかというと、高浸透性のビタミンC誘導体でケアできるアイテムを探していて、「手持ちの化粧水に1回ずつ混ぜて使える」というのにすごく惹かれたからです。しかも、ビタミンE誘導体まで入っているなら!と。
私は肌が弱く、夏の季節は紫外線ダメージをまともに受けてしまうので、それをケアできるビタミンCやEが入ったものを探していたんですが、でも…難しいんですよね。最初から混合された化粧水や美容液だと使用感との兼ね合いもあるし、敏感肌だと選べるアイテムは限られているし。
でも!手持ちの化粧水に混ぜて使え、しかも1回分ずつの個包装なら、自分の肌状態や予算の都合に合わせた使用が可能です。「これは優れモノ」。ということで購入に至りました。
そして、幸いなことに、私の肌にはこれが合っていたようです。混ぜた化粧水はプチプラのシンプル化粧水でしたが、使った後の肌はいつもよりしっとり。次の日はハリやツヤがアップしている気がしました。
そこで、夜だけ使い続けてみると、明らかに変化したのはテカリと毛穴です。私は毛穴の黒ずみ、開き、目立ちがけっこう激しくて、肌が弱いだけにかえって皮脂過剰になってすぐにテカってしまっていたんですが、それがずいぶんマシになりました。
それから、色素沈着もしやすい肌質で、シミやソバカスや色ムラが多いですが、目や鼻の周りの赤みがかったシミが薄くなってきた感じです。
『ホワイトパウダーEX』は、30個入りで6,480円。ということは、1回あたり216円です。「安い」とは言えないかもしれませんが、でも、私的にはすごく肌との相性がいいようなので、予算が厳しいときにはスペシャルケアとして使えばいいかなぁと思い、お安く買えるまとめ買いも検討中です。
使い勝手がいい!
この個包装ですが、なかなか面白いつくりで、ごく小さなコップ型の容器に栓がしてあるような形状で、栓を抜くとパウダーが入っています。それを手の平に出し、空になった容器1杯分の化粧水と混ぜるようになっているので、化粧水の量もわかりやすくて便利です。パウチ式のように、パウダーが舞ったり引っ付いてしまったりということもなく、とても使いやすいです。
私が使っているのはごくシンプルな保湿化粧水ですが、手の上で少し混ぜ合わせると、粉のザラつきが無くなってとろみのあるなめらかな状態になります。そのまま肌に塗るだけ。肌なじみもいいし、その後は普段通りのケアができます。
ビタミンC系のものは合わないこともあったんですが、これは刺激性も感じず、いい使い心地でした。
デメリットは?
私個人的には、とくにデメリットを感じていません。ただ、中にはビタミンC誘導体に刺激を感じるという方もいるかもしれませんが、これに含まれているAPPSは、効果の高さのわりに刺激性が低いのが特徴とされているので、肌の弱い方でも比較的使いやすいと思います。
不安な場合は、パッチテストをしてからの使用をおすすめします。
『ホワイトパウダーEX』の口コミ
私の個人的感想だけでは何なので、口コミサイトなどに寄せられた口コミの中から色々なものをご紹介します(口コミは内容を変えないように要約してあります)
美白化粧水を使用する上での注意点
美白化粧水は肌との相性や好みが分かれやすい面もあります。
- ビタミンC誘導体が合わない人もいる
- エタノール過敏の人は注意
- 肌に合わない、しみる、ニキビができる場合も
どんな化粧品にも個人差はつきものですが、美白化粧水には薬用美白成分が含まれているので、肌刺激やエタノール過敏の人は注意が必要かもしれません。
「ピリピリする」「肌に合わなかった」という口コミも見られます。エタノール過敏の人ならそちらに反応している可能性もありますが、どちらにしても肌の反応には注意しながら使い、合わないと感じたら使用を控えましょう。
また、美白効果はある程度継続することが前提なので、長期戦覚悟の必要もあります。穏やかな作用のものほど劇的な変化は見えにくいですが、その分肌に優しく長期戦の美白&美肌ケアには向いています。
美白化粧品は継続が力なり。使い続けるためには基本の保湿やハリツヤの効果実感は欠かせない存在かもしれません。
美白化粧水はUVカットとの併用がより効果的
ビタミンCには紫外線ダメージによる活性酸素を抑える効果が期待できますが、それでも受ける紫外線量の方が増えてしまえばその力が発揮できません。それに、ビタミンCを使用中は普段より肌が刺激を受けやすくなっているので、より効果的なシミ対策のためにはUVカット力のあるコスメとの併用がおすすめです。
とくに、色白で日をあびると肌が赤っぽくなる肌質の人は要注意です。日中にビタミンC系のコスメを使うなら、季節にかかわらずUV対策の方も併用することがすすめられています。
まとめ
一口で美白化粧水と言っても、様々な種類の美白成分が配合されていて、商品によってそれぞれ効果も違います。
ザックリまとめると、メラニン色素・シミの発生を予防するタイプ、紫外線などのダメージを受けた後からケアするタイプ、すでにあるシミやくすみをケアするタイプがあります。
また、ピンポイントでシミにアプローチするタイプもあれば、肌全体のトーンを明るくするタイプも。その目的によって効果的な美白成分は異なりますので、自分はどういう目的・用途で使いたいのかを決めて、それに最適な美白化粧水を選ぶのがおすすめです。